酒40、食30、店10、物10、他10。たぶん。


by ranjin
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カテゴリ:食( 26 )

山川

越後屋若狭さんに昨年の12月にお菓子を頂きに伺った際、11月の菓子銘「山川」についてお尋ねしました。
「松江の和菓子屋で作られる落雁の山川から着想を得たのでしょうか?」というお話をした所、「逆だそうです」というお答えを頂きました。
どうやら松平治郷(不昧)公が越後屋若狭を贔屓にしていたらしく、その際に越後屋若狭がつくった山川を持ち帰ったそうです。
それが今日、松江では風流堂などによって落雁菓子として明治期に復活したという繋がりの様です。これは近年、根津美術館の方などから教えて頂いたとのこと。越後屋若狭さんの資料は、戦災で焼失されているとのことで、いろんな方から教えて頂くことが多いのだそうです。
これは全くの私の推測ですが、山川の赤と白は紅葉山と隅田川(もしくは神田川)から来ているのかも知れません。
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by ranjin | 2007-01-14 15:42 |

浅草和菓子三昧

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浅草界隈にはお菓子屋さんが点在しています。中でも気に入ったお店が、左上から時計回りに「小桜」、「千茶」、「和泉屋」です。パッケージからそれぞれのお店らしさが伝わりますね。


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あけてみると、はい、こんな感じです。「小桜」はかりんとう。こちらはメープルシロップの「かえで」でした。かりんとうと言えば御徒町の「花月」のかりんとうも美味しいですが、「小桜」のお味もなかなか。どちらも花街があったことを感じさせる優美さがあります。
「和泉屋」の辛さには暑さが飛びます。もっと辛いのがあれば食べたいですね。
最後に「千茶」の和菓子。小振りの和菓子は食後に最適。水ようかんも良いですが、箱の中にかくれるようにある「花火」。隅田川の花火に思いを寄せて、今年も購入致しました。
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by ranjin | 2006-09-01 02:26 |

岬屋「菱葩」

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岬屋(富ヶ谷)の「菱葩」です。岬屋は基本的に注文菓子屋なので、予約のみになっていますが、時折百貨店の催事に出展することがあります。こちらは新宿伊勢丹の催事にて購入しました。


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いわゆる葩餅(花びら餅)です。元は宮中の神事(歯固め)で使用されていた餅から、川端道喜が今の形にしたという由来があるそうです。裏千家では特に禁裏から許されて初釜で使用する様になったそうです。この辺りは和菓子の京都に詳しく書かれています。図書館や古本屋にてお読み頂ければと思います。


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慎重に運んだので崩れたり破れたりしていなくて安堵しました。
紅白の餅の中に牛蒡と味噌餡が入っています。この餅はきっと好みが分かれます。もともと味噌餡には好き嫌いがありますので。
私は味噌餡は以前嫌いでしたが、慣れてきたこと、そしてこちらは風味がきつくないことから美味しくいただけました。上品な味噌餡と餅の塩梅が良かったです。ただ、牛蒡の風味はかなりなくなっていて、もうちょっと牛蒡の香りや味わいがあった方が良いのではないかと思いました(これも強くなりすぎると美味しくなくなってしまうのでしょうが)。
なお、自宅でもありましたので手で頂きました(本来ならお懐紙使ったりするのでしょうが)。
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by ranjin | 2006-01-10 00:50 |
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川端道喜(京都府京都市左京区下鴨通北山角)の「葛湯」「おしるこ」です(なみへいさんが差し上げたのはこちらですかね?)
。何度かこちらでもご紹介していますが、川端道喜は御粽司(御は御所御用を意味する)として宮中に粽や餅菓子を納めてきた老舗の和菓子舗です。


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他のお菓子と同様、こちらも裏のシールが粽。


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長大な由来記が同梱されていて、川端道喜の老舗たる由縁を感じます。ただ、先代の著書を拝見してからだと、もうちょっとコンパクトにまとめた方が、、、とも思ってしまいました(一度内容を知ってしまっているからかもしれませんね)。


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家族用に五個ずついりを購入しましたが、数にはいろいろバリエーションがある様です。


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左側の白色が葛湯、右側の緑色がおしるこです。可愛らしい包装。


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あけてみると中身はこの通り。気をつけて開封しましょう。ぴっちりというわけではないですが、意外と(失礼)中身が入っています。



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葛湯を入れてみましたが、写真ではわからないですよね。。。お味は見た目の透明感と同様、純粋な葛が染み渡る様な感じです。きっと甘い物を食べたい、飲みたい方には淡白に感じられると思います。ただ、これが食後に出てきたら、なんとも贅沢な時間となるでしょう。ちなみに飲むというよりは食べると言う方が近いです。出来れば水仙粽を食べたい!と思ってしまいました。



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おしるこを入れてみましたが、こちらも写真では伝わらないですよね。。。湯飲みでは少々甘めな印象なので、もうちょっと大きめのお椀などで頂いた方が良いかもしれません。おしるこですから、外から帰ってきてほっと一息つく時などに良いなぁ、としみじみ思いました。
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by ranjin | 2006-01-10 00:41 |
末富(京都府京都市下京区松原通)の「聖夜」「キャロル」です。新宿高島屋では12/23に予約のみとのことでした(なので、某所でチャーター便のあと一息ついてから頂きました)。



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末富さんは包装の色合いがとても秀逸ですね。一度買ったり、貰ったりしたら忘れられない色です。



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白いクリスマスツリーと緑のクリスマスツリー。きんとんで出来ています。ゆえにちょっと力を加えると、あっという間にツリーがつぶれてしまいます。白いツリーがつぶれてしまう様は、まるで雪で作ったかの様。余談ですが、京都のお店、特に末富さんといった美味しい和菓子舗の「きんとん」の柔らかさは一度味わうと忘れられません。


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「てっぺんに輝く星に願いを。」



末富さんがつくられるお菓子の素晴らしいところは、目に鮮やか・舌に鮮やかだけれども、それで終わることなく奥深さがあるところです。季節の移ろいや世相と共に、それぞれの菓子司の考えで和菓子は作られていることを、末富さんから教えて頂いた気がします。

なお、下記リソースを参考にさせて頂きました。ローレンタイド便りさんの記事では、末富さんの他のクリスマスのお菓子も拝見することが出来ます。


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by ranjin | 2005-12-26 01:17 |

川端道喜「おいとぽい」

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川端道喜(京都府京都市左京区下鴨通北山角)の「おいとぽい」です。川端道喜は約500年の歴史をもつ京都を代表する和菓子舗です。


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和菓子舗と書きましたが、御粽司とある様に、古くから粽(ちまき)を作り御所に納めてきました。従って、こちらの最も有名なお菓子は粽になります(一度賞味したいものです)。箱裏のシールが粽の絵になっている辺りがなかなかの演出です。



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さて、肝心のおいとぽいですが、粽ではありません。これは和三盆を用いたお干菓子になります。一口サイズで半休状の可愛らしい造形をしています。白色が主ですが、いくつかのものには赤系、青系の色が着けられています。和三盆の甘さが上品です。同じ京都の塩芳軒さんに比べると、よりしっかりとした堅さが保たれています(塩芳軒さんのものは、まさにとけていく様)。その分、甘みを口の中で長く感じます。



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さて、おいとぽいと言う名前。案内状を拝見すると、御所ことばで「可愛い」に「お」がついたものとのこと。当にその通りのお菓子です。



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やはりこういったお干菓子には抹茶でしょう。
ということで、大宮の某会にてお酒を飲んだ後と言うこともあり、12時近くではありましたが濃茶(のつもり)を点てました。まさに目が覚める美味しさですね。

抹茶の香りと和三盆の甘さに包まれながら、交わしたお酒談義と供にゆったりとした眠りにつきました。
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by ranjin | 2005-11-07 01:06 |

和三盆

意外に和三盆が知られていなかったので、少し驚きました。
でも、そんなものですよね。普通は落雁で食べるくらいですから。

大辞林によれば、「日本で作った上等の砂糖。中国から輸入した砂糖(唐三盆)と区別する呼び方。白下糖から糖蜜を抜いて、さらす工程を繰り返して作る。三盆白。」とのこと。

もう少し詳しいお話は、岡田製糖所「阿波和三盆糖」のページに書かれています。

和三盆の特徴をかいつまんで書くと以下の通りです。

  • 原料に竹糖とよばれるサトウキビを使用する。短丈幅細なので収穫量は少ない

  • 研ぎという水を使用した糖蜜分離の工程がある(辞書にあった「~を抜いて、さらす工程を繰り返して」の部分)。職人の技が必要

  • その結果、さらさらですーっと後味の切れる淡白な風味が備わる


コストがかかることが頷けますね。下記参考(場合によってはもっと差がつきます)。

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by ranjin | 2005-11-02 01:09 |

塩野「生菓子少々」

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赤坂「塩野」の生菓子になります。宮内庁、料亭とも古く縁のあるお店です。また、場所がら(TBS近く)良く芸能関係者にも知られた和菓子舗です。(なお、たまに鼻持ちならない客も見かけます。なぜでしょうね)



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夏の生菓子から3点ほど購入しました。どれも出色のできなのですが、特に気に入ったのが、真ん中の葛焼き。見た目はそのままですが、風味の素晴らしさには刮目してしまうものがあります。変な話ですが、食べ終わって、「おかわり」と言いたくなるような美味しさです(むしゃむしゃ食べたい)。



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お皿に盛りつけて改めて見てみると枯れた色彩がとても情感に訴えてきます。長く愛される所以を感じた次第です。



和菓子、特に生菓子にとって厳しい夏場に、東京の和菓子を8店ほど頂きました。その中で私が美味しいと率直に感じたのが越後屋若狭さんとこちら塩野さんでした。8店いずれのお店も美味しいのは間違いないですが、色彩、季節感、風味に優れていたのはこちらの2店だったと考えています。源太さんやさゝまさんといったお店にも伺いたいとは思いますが、暫くはこの2店、特に越後屋若狭さんに絞って季節の和菓子のご紹介を出来ればと思います。

住所:東京都港区赤坂2-13-2
電話:03-3582-1881
営業:9:00~19:00 (土・祝9:00~17:00)
休日:日曜
アクセス:千代田線赤坂駅2番出口より徒歩1分
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by ranjin | 2005-10-31 01:26 |

岬屋「生菓子少々」

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富ヶ谷(代々木八幡)「岬屋」の生菓子です。
夏の生菓子を渋谷東急フードショーで出展していたので(もちろん2ヶ月以上前の話です:-))、買い求めました。なお、岬屋さんはお茶会でも定評のある注文和菓子舗になります。



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東急フードショーで販売されていたものは生菓子の5個セットになりまして、他に定評のある水ようかん(越後屋若狭さんのを買い求めていたので見送りました、残念)も販売されていました。



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例によって銘は忘れているわけですが、錦玉羹が私にはあいませんでした。薄荷がだめなのです。解っていて購ったので文句はいえないのですが、薄荷そのものの味しか感じられなくて、涙しながら頂きました。逆に言うと、それだけ薄荷の香り、味を閉じこめている一品になろうかと思います。



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こちらは素朴なお味。あまり印象に強く残りませんでしたが、素材の良さが素直に感じられました。



頂いた印象として、良い素材をふんだんに使っているのだろうな、いう感想を抱きました。ただし、他に頂いたお店の夏の生菓子にくらべると彩り含めて印象に残りません。従いまして、岬屋さんの真価は他の機会に、ぜひ頂いて感じたい、と思いました。日本橋三越にも木曜辺りに入荷するそうなので、機会をみつけて頂きたいと思います。

現時点でのお店の情報。
住所:東京都渋谷区富ケ谷2-17-7
電話:03-3467-8468
営業:9:00~19:00
休日:日曜
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by ranjin | 2005-10-31 01:03 |

ときわ木「生菓子少々」

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ときわ木(東京都中央区日本橋)の生菓子です。日本橋の江戸橋側出口(茅場町方面に近い)を出て、裏路地をぽつぽつと歩くと、ひっそりとたたずんでいる和菓子舗が見えてきます。とてもわかりにくい場所にあると言えます。



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箱ですが何が描かれているのか、上下すら判別がつかないていたらくです(心当たりのあるかたお教え下さい)。



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錦玉羹、水ようかん、練りきり二種(一方じょうよ)を頂きました。水ようかんの入れ物がなんとも街の和菓子屋さんらしさがあります。



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お皿に盛ってみました。いずれも銘を忘れてしまいましたが(おじいさんごめんなさい)、美味しい!260円くらいだったと思いますが、価格を忘れるくらい上質です。特に錦玉羹の風味が秀逸で、もう一度食べたいと思いました。



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水ようかんです。入れ物はなんとな~く高級感はありませんが、お味は見事。瑞々しいタイプ、そして値頃感のある水ようかんの中でも、上位に来そうなお品です。こういった水ようかんを片手に日本橋を散歩、というわけにはいかないのが残念です。



ときわ木さんの面白い点はお菓子のディスプレー。重ねられた木箱にお菓子が入っていて、そちらを見本にお客さんが選ぶ、という仕組み。珍しいですね、とお声をかけると「昔からこちらでやっております」とのこと。箱の年季と言い、おじいさんのお話の声のトーンからも、「相当」昔からなのではないかと思いました。そういえば何時から開業されていたのか聞き忘れました。

こちらの難点は週末にあいていないこと。なかなか平日にお伺いする機会が無いだけに、とても残念です。何時の日か再訪できればと思っています。

現時点でのお店の情報。
住所:東京都中央区日本橋1-15-4
電話:03-3271-9180
営業:9:30~17:30
休日:土曜、日曜、祝日
行程:銀座線日本橋駅より徒歩3分
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by ranjin | 2005-09-19 23:41 |