酒40、食30、店10、物10、他10。たぶん。


by ranjin
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文章は作者の心象世界を感じることに他なりません。
ともすれば、作者の感傷的な世界を見せられることになることになります。私はそれがあまり好きではありません。
そのため、所謂「文学作品」が好きになれず、完全なゲームとしての文章、例えばミステリなどを好んでいました。
その私からして、このアゴタ・クリストフの作品群はとても特異なものです。
感傷性が一切排除されています。描かれている世界観もそうですが、特筆すべきは徹底した文体。感情の立ち入る隙を与えていないのです。身震いしそうになるほどです。
ある程度の作品であれば、第三者が真似ることは出来ます。しかし、私が思うに、この作者を真似ることは到底できないと思われます。そして、たとえ真似ることが出来たとしても、それは辛い作業であることも予見させます。希有な存在であるこの作家は間違いなく「凄い」作家であり、これら作品群は間違いなく「凄い」作品群と言えます。

これら作品群には答えなど何もありません。何も完結することもありません。ただ透徹した視線で捉えられた世界が広がっています。

翻訳された堀さんの授業を受けている間に、これら作品群を知っておけば良かったと後悔しております。

下記はすべてAmazon(Japan)のリンクになります。括弧内は原題でリンク先はAmazon(France)です。原題と邦題の違い(特に悪童日記)は訳者後書きにて言及されています。

  1. 悪童日記(Le grand cahier:直訳「大きなノート」)

  2. ふたりの証拠(La preuve:直訳「証拠」)

  3. 第三の嘘(Le troisième mensonge:直訳「第三の嘘」)


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# by ranjin | 2006-09-15 00:28 |

こんな日もあるでしょう

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夜遅くにご飯を食べることは止めました。そうなると、自然と晩酌とはいかなくなってしまいます(その前に仕事の改善をすべきですが)。というわけで、こんな日もあるでしょう、その1。竹鶴が沁みます。あぁ、晩酌で飲みたい。天穏は香りがすっかり飛んで良い頃合い。放置1年以上経っていると思われます。恐るべし、天穏。

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こんな日もあるでしょう、その2。秋鹿、生なのにこれはお燗も美味しい。時の極は良い色。そして良いお味。割っても、ブレンドでも活躍という、とても便利な優れ酒です。右端のお酒はなかば蔵の企画でのせられて買ってしまいました。いえ、美味しいですけどね(ロット違いとはいえ値段が、、、そして一升瓶のあれが美味しかったなぁ)。
それにしてもその1より食べ物が貧弱になっていますね。いかん。

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最後は器の写真で締めくくり。
先生の言葉には勿論お燗で応えました。
左の器、洒脱な絵付けと姿が気に入っています。
こんな日常もあるということで、とりとめなくお送りしました。
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# by ranjin | 2006-09-01 02:49 |

浅草和菓子三昧

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浅草界隈にはお菓子屋さんが点在しています。中でも気に入ったお店が、左上から時計回りに「小桜」、「千茶」、「和泉屋」です。パッケージからそれぞれのお店らしさが伝わりますね。


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あけてみると、はい、こんな感じです。「小桜」はかりんとう。こちらはメープルシロップの「かえで」でした。かりんとうと言えば御徒町の「花月」のかりんとうも美味しいですが、「小桜」のお味もなかなか。どちらも花街があったことを感じさせる優美さがあります。
「和泉屋」の辛さには暑さが飛びます。もっと辛いのがあれば食べたいですね。
最後に「千茶」の和菓子。小振りの和菓子は食後に最適。水ようかんも良いですが、箱の中にかくれるようにある「花火」。隅田川の花火に思いを寄せて、今年も購入致しました。
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# by ranjin | 2006-09-01 02:26 |

名古屋ぶらり旅その二

伊勢を後にし、初名古屋を過ごした翌日。旅の最終日。
目覚めの甘味を食べるべく行動を開始しました。
まずは荷物を預け、、、ようにもどこも空きがないので、面倒くさい私は自宅へ送付。
そして、名鉄に乗って、わらび餅と生菓子で有名な芳光(名古屋市東区新出来)に向かいました。
森下駅から意外と遠く若干の坂。そして炎天下。
天照大御神のご加護もこの時ばかりはご勘弁の一言。
買ったお茶を飲みながら住宅街をひたすら歩き続けます。
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漸く辿り着いたお店の暖簾。黒地に白抜が塩芳軒を思い出させます。
店内は意外と広いのですが、この様な場所にありながらお客さんで混雑しておりました。
人気の度合いが分かるというものです。
私も含めてわらび餅を注文される方が多かったです。


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生菓子とわらび餅。
こちらを開かれた方は塩芳軒で修行されたとのこと。
なるほど、味わいにも京都の流れが感じられます。
やはり秀逸なのはわらび餅。これは次回訪れた際にも味わいたいものです。


暑い中歩き回っていたので、そろそろ昼食が頂きたくなりました。
前に「名古屋らしい食事と言えば」と名古屋出身者に尋ねた事を思い出しました。
その時上がったお店は二つ。それは蓬莱軒と矢場とん。
やはりこの暑さに昼ならば鰻でしょう。早速、蓬莱軒に移動することに決めました。
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どうせ行くなら本店である陣屋でしょう、と、熱田まで移動しました。
この時既に12時過ぎ。暑い、暑い。
猛烈な速度で歩きながら、めざす蓬莱陣屋ですが、200m手前くらいでその存在を確認しました。なぜなら、既に芳ばしい香りが漂っているからです。
なんて近所迷惑なと思ったのは私くらいでしょうか?
(自宅の裏手に鰻屋があり、昔は夕飯時に良い香りが漂っていたのです。最近は空調を整備したのかあまり気にならなくなりました)
たどりつくと記名を催促されました。なんと次回は14時30分からとのこと。
身軽な私はもちろん記名しました。私の前の旅行者らしきご夫婦はびっくりして帰られました。お気の毒に。


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身軽とはいえ、お腹のすきも限界です。ちょっとした腹ごしらえをすべく移動を開始しました。流石に生菓子の様なものは食傷気味なので、団子などを買おうと思ったのでした。
伺ったのは松月(名古屋市東区筒井)。地下鉄車道駅から歩いてすぐの筒井商店街の中にあります。
とても普通のおまんじゅう屋さんです。もともと餅屋さんだったというお話もしっくりきます。私が訪れたときにも地元の方が買いにいらっしゃっていました。


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おはぎ、かしわ餅、そしてあやめ団子。普通にこれが美味い。
お餅がやわらかくて、とくにあやめ団子なんて応えられません。
もっと買っておけば良かったと後悔。団子はあと2本は食べられたでしょう。


松月を探すのに意外とかかってしまったため、返す刀で蓬莱軒へ。
戻るとすんなりと広間に通されます。
四人がけの座敷に一人というのは大変贅沢なことで。。。
ビール大瓶とうまき、肝焼き、ひつまぶしを注文。
ビールが大瓶なのは、中瓶以下がスーパードライだったからのはず。
うまきも肝焼きもなかなかなのですが、量が多いのですね。これは四人でわいわい摘むのが宜しいかと思います。
最後のひつまぶしはかなり焼きが入っていて(焦げあり)、きっと元のひつまぶしはこんな感じだったのだろうなと思いを馳せる一品。
私はひつまぶしを美味しい鰻の食べ方だとは思いませんが、これはこれでアリだなぁとは思いました。


もちろん、熱田神宮にも訪れました。
立派な社でしたが、やはり伊勢神宮の後では霞んでしまうのも致し方ないかと思います。
なお、こちらではおみくじをひくことができました。
惜しむらくは時間切れで宝物館に入ることが出来なかったこと。
銘来国俊などの刀剣をこの目で見たかったものです。
以下、写真でお送りします。


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本宮だったと思います。


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大楠です。光を浴びて、ここだけ少し神秘的でした。


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愛知のお酒は全く興味がないので、あまり感慨わかず。


熱田神宮を出て栄の街に着いたときには既に18時を回っていました。
とはいえ、手元のガイドブックを見る限り都会以外の何ものでもないこの街で、訪れたいところはありませんでした。
正確に言えば知らなかったと言うことが正しいのかもしれません。
そういった意味で、わかりやすい意味での観光地ではないのだ、ということを痛感した次第です。
ともかく、夜ご飯を食べようと、前掲していた矢場とんに向かいます。もちろん、行き先は矢場町の本店です。
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なんですか、このビルは。
前日の世界のやまちゃんと同じ予感が過ぎります。とはいえ、ここで食べなくては意味がない、と言い聞かせて前進。。。


着いたらなんとまぁ30分ほどの行列。あぁ、たかが味噌カツになぜ行列。
ぼけーっと行列にくっついていると、「お客さん一人?」という声。
「はい」と応えるやいなや、全員すっとばしていきなりカウンターに座ることができました。ら、ラッキー。カウンターのあるお店ではこういう事、そういえばたまにありますね。
何も考えていなかった私はメニューを見ながら思案。
隣の客は猛烈なリズムで、めし、かつ、やさい、からし、ふきん、ぐじゅる、めし・・・(リピート)とやっています。
変です、この人。特にぐじゅるという異音。
もうさっさと食べてしまおうと思った私は、たしか「わらじ」か何かを頼んだと思われます。
なぜ「たしか」かというと、正直言って全く美味しく無かったからです。隣の客はともかく、美味しいものなら憶えているものですが、こちらも悲しい味だったのです。
そもそも油替えないからにごってるし、なんだか全般的にきたないし、豚肉自体も旨みを感じないし、味噌ソースもかかっていると何にもわからなくなるし。
それに、東京にもあるし(知らなかった)。
並んでいる間に聞こえたのですが、元々学生達を相手にしていて、なんだか妙に大きくなったみたいです。
以前の学生だった方達もビルを見て驚き、あきれていました。
矢場とんで食べたからかも知れないですが、味噌カツという料理自体が美味しいものなのか疑問を持ちました。


その後はくだらないBarでダイキリもどきを飲んで舌を洗い、さっさと新幹線に乗って帰りました。
名古屋、最終日の夜は不満足に終わりました。
いずれにしても、次の名古屋にもやはり地元の方のアドバイスが必要の様です。
名古屋出身者の方、アドバイスお待ちしております。


旅を通しての感想。一番の驚きはのぞみの早さだったかも知れません。
思い立ったら乗ってしまう。そうしたら旅は始まります。
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# by ranjin | 2006-07-18 00:21 |
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越後屋若狭(本所、東京都墨田区千歳)の「撫子」「岩清水」「葛まんじゅう」「水ようかん」です。2006年7月、8月の生菓子になります。なお、8月は生菓子を頂く機会が設けられませんでした(水ようかんは数箱頂きましたが)。


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上から順に「錦玉」「渓流」「葛まんじゅう」です。

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モノトーンの色合いと瑞々しさが夏らしさを感じさせます。
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# by ranjin | 2006-07-16 22:15 | 越後屋若狭