飲んだ経験からすると、ティエリ・ピュズラ、フィリップ・パカレ、ニコラ・ルナール、ジャック・セロスと言った造り手のワインは美味しく感じた。白に至っては感動的なヤツもあった。
でも、正直美味いのってあんまし出会わないんだよね。特に赤ワインは。
#ちと思うには、熟成不足すぎな気もしてきています
ということで、なんのきなしに本を見ていたら、まさに期待に応えてくれそうな本を発見した。その名も『自然派ワイン』(大橋健一. 柴田書店. 2004)。名前がまんまだ。そのまんま。
作者の体験がマルセル・ラピエール(ボージョレ)のワインがきっかけとあって、あぁ、おいらもそうだったやね、となんとなく親近感を覚えたりしました。
ビオ的立場に偏っているのかもしれない、とちょっと懐疑的な目で読み進めていこうと思いやす。
Amazon.co.jp: 本: 自然派ワイン
大橋健一氏 : ワインを語る : ワイン&グルメ : YOMIURI ON-LINE (読売新聞)
といいつつ、酒飲む機会は減ってるんですけどね。
今回はドメーヌ・デ・ボワ・ルキャの「キュヴェ・クニコ」(2002)を飲みました。
こちらのドメーヌは新井順子氏が現地ロワールで栽培・醸造しているそうです。
ワインの輸入のコンサルタントしてたそうで(いまも)、コネもあっただろうし、
もちろんそれだけではなく、努力、熱意がなきゃできまへんな。凄い、あぱれ。
さて、前書き長かったけど、お味。
まず、開けてすぐ還元臭。とりあえず放置。
放置後2時間。ぜんぜん味のらない。
放置後5時間。イチゴっぽいけどまだ味わいの片鱗出てないよ?悪くはない。
翌日。かたいかたい。
翌々日。かたい、けど味見しているうちになくなっちゃった。
え~、明らかに熟成不足だと思いました。
熟成するとどうなるかも、あたしの舌じゃわからなかった。
農と醸。
あらゆる酒に繋がるテーマですけど、ワインはこのキーワードは避けて通れない。
そんで、いわゆるビオ系のワインを中心に飲むことにしました。
が、上記の通り、明らかに「はや飲み」ばっかしなんだよねー。
開栓して空気になじませてんで飲めるって、そりゃそうでしょうよ。
でも待った方が圧倒的にうまいのもあるでしょ。
※それ以前に美味しくないやつも結構あります。
※栽培・醸造難しいんでしょうね。
※常人(努力・情熱・経験・知識などなど)じゃできなそう、きっと。
確かにはや飲みもイケルやつぁいくつかありました。
鷹勇みたいなやつね。
でもね、赤ワインはほっとんどだめだ。待たなきゃだめだ。
羽前白梅や馨みたいな感じね。
てことで、今回の教訓。
待つこと。待てなそうだったら日本酒と同様の放置プレーも考える必要アリ。
あ、お燗し忘れた。
#ルロワとかの飲もうかな。やっぱり熟成だよ。うん。
先日2回目のおじゃまをば。
昼だったんですけど、食べ過ぎたね~。蝦夷鹿食べて、獣気分。
ここはお薦めです。えぇ、きっぱりとかいときましょ。
「滋味豊か、素材を大事に」というのが伝わってきます。
飽きることなく食べたい、通いたくなる味。これだよ、これ。
(通えるほどお手頃価格じゃないですけども)
で、んなこたぁどっかで書いてありそなので、特に言っておきたいこと、
コレ書いておきます。
それは酒好きにはたまらんです。
いっつもオードブルが酒好きの心をとらえてはなさんのです。
美味しかったのであっちゅう間に食べてしまいまして、
中身あまり憶えてないんですけどね。
実際、シェフは「僕はワイン好きです」と言ってました。
前のディレクトール(兼サービス)の方も「僕は酒好きです」、
厨房兼・サービスの方も「シェフには負けますけど酒好き」。
※今、厨房1、厨房兼サービス1の2人体制。来月から元の体制に戻るそうな
ここで酒飲まないって考えられれないです。
開店当初はとんでもなくお安くワインが提供されていたそうで、
良い酒どんどんなくなっちゃった、なんて、ちょっと可愛い感じのシェフ。
でも、今あるお酒も他のお店に比べるとまだまだリーズナブルです。
特にアペリティフのグラス シャンパーニュが良い感じだぁ~。
前にエグリ・ウーリエが出てきたときは唸ったぜ。今回も良かった。
ぼくぁまたいきますね。次は熊か?
参考URL
Excite ismの特集から
All About Japan 大人の食べ歩きから
Sinp's Worldから